まもなく2019年が終わる2019/12/29

年を経るにつれて、一年が短く感じるようになる。これは実感だ。

まだ、80歳になるには、2年余が経過しないといけない。

いずれにしても、一年が過ぎて、また新しい一年が始まる。

来年の年賀状にも書いたが、来年は十二支のトップを走る「子」である。

「子」から始まり「亥」で終わる。

安倍総理は、新元号選定に際して「万葉集」から選べと言い張ったそうである。

歴史に名を残すのが安倍晋三唯一の政治理念からすれば、そういう執着は安倍ならではであろう。

白井 聡の「国体論」(集英社新書)を読んだ。

副題は「菊と星条旗」である。

安倍の「戦後レジュームからの脱却」を念頭に置いて読むと面白い。

私の人生航路とだぶらせながらこの本を読んだ。

私が物心がついて、学生になった頃は、三池・安保闘争、日韓条約問題(徴用工を含む)、大学管理法問題、自衛隊問題などがくすぶっているときであった。

その後、就職して、労働組合結成と運動、政党加入といろいろの労働運動・政治闘争に明け暮れてきた。

そして現在も、自分の身の置き所は、閉塞感の強い世界であるといえる。

いま、改めて、学生時代から今日までの、自分史を少しは振り返ってみたいと考えている。