9月になった!2023/09/05

 9月になったとはいえ、まだ暑い日々が続く。
 つい先日、「沖縄ノート」を買ってきて、少しづつ読み進めている。
 そして、図書館から「レイテ戦記(上)」を借りてきた。
 図書館職員が、中、下がありますがと教えてくれたが、返済期日までに3冊も読み切れるものではないので、と言って上巻だけ借りてきた。
 8月が過ぎて「平和ボケ」にならぬためにも、この「レイテ戦記」から多くのことを学ぼうと思っている。
 「平和」を守るために私には何ができるかを見出すことに専念している。
 現政権の恐ろしいほどのファッショ的な政策運営。マスメディアや司法の世界までもがこぞって、岸田政権を後押ししている。
 「戦争」を避けること、「平和」を守ること。老体に鞭打っていこう。

「レイテ戦記」から2023/09/11

大岡昇平の「レイテ戦記」からの引用。
 「山本五十六提督が真珠湾を攻撃したとか、山下将軍がレイテ島を防衛した、という文章はナンセンスである。真珠湾の米戦艦群を撃破したのは、空母から飛び立った飛行機のパイロットたちであった。レイテ島を防衛したのは、圧倒的多数の米兵に対して、日露戦争の後、一歩も進歩していなかった日本の無退却主義、頂上奪取、後方攪乱、斬込みなどの作戦指導の下に戦った、十六師団、第一師団、二十六師団の兵士たちだった。」
 「私はこれからレイテ島上の戦闘について、私が事実と判断したものを、できるだけ詳しく書くつもりである。七五ミリ野砲と三八銃の響きを再現したいと思っている。それが戦って死んだ者の霊を慰める唯一のものだと思っている。それが私に出来る唯一のことだからである。」

レイテ戦記(上)2023/09/25

 大岡昇平の「レイテ戦記」(上)を斜めに読んだ。 遅々として進まない。
 この戦記をGoogle Earthを参照しながら読み進めていくと、少しは現地からの銃声や砲弾の破裂音、そこで戦死していく兵士たちの有様が彷彿としてくる。
 明日から「中」を読むことになろう。レイテでの状況が、時間を追って克明に描かれているようだ。
 日米等の資料を丹念に調べ上げないと、その日の出来事の記述はできないだろうし、作者の正確さへのこだわりが垣間見える。
 また、作者個人の見識も披露されている。

 今日の新聞書評に「日本人が知らない戦争の話」(ちくま新書 山下晴著)が紹介されていたので、さっそく近くの書店にネットで注文した。

レイテ戦記(中)2023/09/27

 昨日、市民図書館から、「レイテ戦記(中)」を借りてきた。
 小さい活字で、474ページの文庫本である。
この巻は、「14 戦旗」から始まる。 この中で、21連隊長 W・J・ヴァーベック大佐の文書が引用されている。リモン峠でよく戦って死んだ日本兵士(1779人)の生の姿には、涙する。

「日本人が知らない戦争の話」2023/09/30

 「日本人が知らない戦争の話」
 アジアが語る戦場の記憶
 アジア・太平洋戦争について、日本人として知っておきたい、いやわすれてはいけないことがある。それを一冊のの本にまとめることが本書の目的である。
 アジアでの戦場を訪ねて、著者自らが撮影した写真も豊富で、山下清海という人柄が偲べる本であった。  豊富な図版も参考になった。
 戦争から何を学ぶかがこの本のテーマである。