対談 昭和史発掘2020/02/05


 松本清張は、その大作『昭和史発掘』を完成した後、昭和史全体を3人の作家との対談を通して描きなおすということを行った。
 それが、この『対談 昭和史発掘』である。
 昭和史発掘を読んだ際、2・26事件の詳細な記述に少々辟易した覚えがあるが、この本は、対談であるので、読みやすいと思う。
 この本は、第1部 戦前篇(城山三郎)、戦中篇(五味川純平)、戦後篇(鶴見俊輔)の構成で、第2部は番外篇として2作品が収められている。