「右翼」の戦後史2018/12/11

「右翼」の戦後史:安田浩一 著、 講談社現代新書 907円
昨日、ぶらりと本屋によったら、この本を見つけた。
「右翼」や「左翼」という言葉の遊びではなく、「右翼」の戦後史について教えられるところが大である。
現在、一水会顧問の鈴木邦夫氏の著作は読んだことがあり、少しは「右翼」についての理解があるつもりであるが、この本は、その理解をはるかに超えさせてくれる。
2017年の夏に、沖縄で出会った右翼団体「花瑛塾」の女性のことに触れられている。
沖縄のヘリポット基地など米軍基地に反対するこの女性の行動に、右翼のありようが見えるのだろうか?
護憲などの集会に参加するときに、しばしば右翼の街宣車に出会う。若い男が、自慢そうに(自己満足風に)私たちの行動を騒音と街宣車を連ねて、邪魔をする。  
あのような行動をするのは、時の国家権力に迎合して生きなければならない彼らの哀れな姿であろう。
天皇は神格を失い、国体は瓦解したが、安倍は、それを復活しようとしている。
現今の右翼も、いつなんどきに「共謀罪」で処罰されるかわからないのだが。  権力の強権化は、反国家的行動を許さない。
過っての、5・15事件、2・26事件を見てもわかる。

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