浅田次郎の短編とその映画 ― 2024/12/06
つい先日、何気なくyoutubeを見ていたら、「ぽっぽや(鉄道員) 青春編」(2002年制作)があったので、約2時間で見終えた。
それは、高倉健主演の「ぽっぽや(鉄道員)」(1999年制作)ではなく、岸谷吾朗主演のものであった。
そこで、それらの映画の原作

を読んでみた。
それは、高倉健主演の「ぽっぽや(鉄道員)」(1999年制作)ではなく、岸谷吾朗主演のものであった。
そこで、それらの映画の原作

驚いたのは、この短編を2時間近くの映画に仕立て上げた脚本家が素晴らしい。
贋作では味わえない迫力が、映画から伝わってくる。感動がより鮮明になってくる。
直木賞受賞のその短編と二つの映画を合わせてみると、二つの映画は、原作の部分部分を取り上げて、いることがようくわかる。
例えば、幌舞駅前の「だるまや」についての話が、その内容は異なっても、だるまやの経営者の結末はあまり変わらない。
この二つの映画では、原作に出てくる少女(なくなった娘雪子や亡くなった妻静枝)の描写も具体的である。
夢か現か判然としない中、佐藤乙松の死が訪れる。ぽっぽやの面目躍如である。
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